
©講談社/金田陽介
【寄宿学校のジュリエット】狗神玲音はカリスマかわいい【ネタバレ感想】
アニメは終わってしまった「寄宿学校のジュリエット」ですが、漫画はまだまだ続いています!
アニメには登場していない可愛いキャラも盛りだくさん!
今回は、ちょっとクセはあるけれど、ミステリアスで妙なカリスマ性のあるキャラ「狗神玲音」についての感想です。
60話~96話。
2019年2月15日現在、単行本未収録のネタバレも含みますのでご注意ください。
強烈な初登場

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狗神玲音の初登場は60話です。
犬塚に吹っ飛ばされたスコットの顔面を、「汚い」と吐き捨てるようにつぶやいてヒールで踏みつけようとしました。
シャルちゃんが玲音の足を同じく足で止めますが、スコットの顔すれすれでバチバチやりあっちゃってます。
可憐な見た目からは想像できないほどの暴力っぷりです。
そもそもダリア学園に在籍していた生徒であり、怪我のために病欠していたようです。

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シャルちゃんは覚えていないようですが(休んでいたから?)、ペルちゃんはテストで上位を争っていたので覚えていたそうです。
さらに
「大人しくて表に出るタイプではなかったけれど 妙なカリスマ性があって慕われていた」
と玲音のことを語っています。
もちろん犬塚とは顔見知りなようで、止めに入った犬塚からは「ウザい絡み方が苦手」と思われています。
玲音の方は結構犬塚を気に入っているようなので、なかなかかみ合わないふたりですね(笑)
白と黒の分断

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スコットへの行動から分かるように、玲音はあからさまに白猫……もとい、ウェストを嫌っているようです。
監督生の選挙時においても、黒犬と白猫を完全に分けると演説することで、一定数の過激派と言われる票数を得ています。
友達だと思っている犬塚に、ダリア学園から白猫を追い出そうと誘いますが、もちろん犬塚が乗るはずもありません。
犬塚が白猫との友和を望んでいると分かると、ぞっとするほど冷たい目を向けて、君は敵だと言って去ってしまいます。

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玲音がそこまで白猫を憎む理由は、82話・83話で明かされる彼女の出自にありました。
玲音は何と、ウェストと東和のハーフなのです。
髪の毛も元はウェスト人の母と同じ赤毛のようで、黒に染めているようです。
もともとは大好きな母と父、従弟妹と共に友和を望みながら過ごしていたのですが、祖母が母を連れ去り、自分の存在を否定されたことでウェスト(世界?)を憎むようになりました。
そりゃあ憎むかもしれませんが、それは祖母が悪いのであって、ウェストが全部悪いっていうのもなあ……とも思いますが、玲音が一番否定していたのは自分という存在なのでしょうね。
優しい笑顔と意外(?)な素顔

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玲音を苦手としている犬塚ですが、68話にてちょっと彼女を見直すことになります。
黒犬の初等部の子たちがドッジボールをしているのですが、明らかに一人様子のおかしい子が。
玲音はそれに気づいてさりげなく助けを出します。
犬塚は気づいていなかったようですが、玲音が気づけたのは自分が育ってきた環境のせいなのでしょうか。
ハーフという存在で傷ついてきたからこそ、人に優しくできるのかもしれませんね。

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さらに82話においては、何と玲音のミステリアスな雰囲気とはかけ離れた割烹着姿を披露してくれます。

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こうやって見ると、ミステリアスさの欠片もありませんね(笑)
でもとっても家庭的に見えますし、それはそれでギャップがあっていいと思います!
玲音は従妹の誕生日のために料理を作っていたようです。

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犬塚に見られてしまい、ものすごく恥ずかしそうです。
こういう表情もできるんだーとギャップが可愛いですね!
思い切り訛っていますが、ベースは九州?どこでしょう?
ボクっ子で特徴的な喋り方の玲音でしたが、実は訛りを隠すために演じていたことが発覚です。
ミステリアスな雰囲気も素敵ですが、こちらの家庭的な玲音の方が好感度高い気もしますねー。
従弟の甲斐の話では、前はよく犬塚の話をしていたようです。
中等部の頃はすごく楽しかった、と思っていたようでちょっと接し方はアレですけど(笑)、本当に犬塚のことを友達と思っていたんですね。

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82話は犬塚が言うように、ミステリアスだと思っていた玲音の意外な一面を知りまくりなストーリーとなっています。
玲音好きさんには神回?
犬塚もこっちの玲音の方が好きと言っていますが、確かにこちらの玲音も魅力的ですね!
しかし、和やかに、犬塚と仲良くできるのか?と思わせてストーリーが進んだだけにこの後の展開にはちょっとつらい物がありますね。
まさか、そんなことになるとは……という、玲音による露壬雄とジュリエットの秘密を暴き、学園を追放しようとする行いは悲しいです!
玲音の居場所

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投票において生徒たちを扇動し、露壬雄とジュリエットを追放しようとした玲音でしたが、反対にふたりとみんなの絆を前に敗北。
それでも、心の底に閉ざしていた友和の未来をちょっと信じられるようになったみたいです。
一週間の謹慎となりますが、さすがに学園に居場所はないと、自ら退学の道を選びます。
犬塚は玲音を許すつもりもないけれど、監督生をやれと玲音を説得します。
さすがにどの面下げて……と本人も思っているようです。
(まあ、読者のけっこうが思っているのかもですが)
犬塚が目指しているのは、ハーフである玲音が笑顔でいられる世界だ、と従弟からも諭されます。

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そして、生徒の前で自らがハーフであることを語り、もう一度犬塚たちと一緒に明るい未来を作りたいと、涙ながらに伝えるのでした。
心機一転

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さて、監督生になった玲音は心機一転して髪の毛をボブにしていました。
うーん、可愛いですがこれで割烹着着たら、ねーねと言うよりお母さんになりそうだ!(笑)
犬塚とペルシアを見て、隣でむーっとしている蓮季もかわいい。

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もちろん、性格が変わるはずもなく(笑)、犬塚をからかうのは変わっていないようです。
それでこそ玲音!
今後、監督生としてどのように活躍していくのでしょうか?
というか、黒犬の監督生が蓮季、玲音って美少女揃いですね!
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